キャリアコンサルタントのお仕事
「キャリアコンサルタント」は、2016年に名称独占の国家資格となりました。お仕事や名刺などで ”キャリアコンサルタント”と名乗るには、
①養成講習を修了する(実務経験でも可)
②国家資格キャリアコンサルタント試験に合格する(学科と実技の2日間)
③厚生労働省キャリアコンサルタント名簿に登録する(登録免許税¥9,000)
といった段取りが必要で、上記①~③までだいたい7ヶ月から8ヶ月を要します。
キャリアコンサルタントのお仕事は、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことです。(職業能力開発促進法第2条)
例えば新卒者の場合は、どんな職業に就くか?、どんな業界で働くか?といった自身の興味や適正を明らかにできるように働きかけます。また、再就職希望者や転職希望者の場合には、これまでの経験を活かせる職業や新しい職業へのチャレンジについての情報提供や能力開発の支援、さらに今が転職のタイミングなのか?、自身の生活環境や将来設計にあった働き方か?といったそれぞれの現実の生活や環境に即した職業選択が行えるよう、相談・助言を行います。
終身雇用制度の崩壊や成果主義の導入、就業環境や産業構造の変化により、企業に正社員として属していれば定年まで安泰という時代ではなくなりました。これからは労働者が自らの職業人生について主体的に考えていくことが求められます。そのお手伝いをするのがキャリアコンサルタントというお仕事です。
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